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セルフコーチングのコツ(3)
●セルフコーチングで能力を開発しよう(13)


■選択肢を増やす

理論的には、目標にたどり着くための行動の選択肢は、無限に存在します。

現実には、様々な制約条件があるでしょうが、自分自身の思考の枠を越えて、可能な選択肢のバリエーションを増やすことが、DriveMapを豊かにする秘訣です。


そのために、「ひとりブレインストーミング」をおすすめします。

頭の中で漠然と考えていると、同じ選択肢にとらわれて、発想が広がらないので、紙に書くことが効果的です。

紙の上に手で文字を書いたり、マインドマップのように図や絵を描いたほうが、創造性を喚起されることが多いでしょう。

その時、「自分にできるか否か」の判断は脇において、まずは書き出してみることが重要です。

最初から、無理だと決めつけてしまうと、選択肢の幅が狭まります。

「否定しない」というブレインストーミングの原則は、一人の場合にも当てはまるのです。



選択肢はたくさんある、という前提に立って、

「今までで一番うまくいった方法は今回も使えるか?」

「これまで試したことのない方法は?」

「アプローチを5つあげると?」

「ひとひねりすると?」

「他に?」

といった、問いかけを自分にしてみましょう。


もう、アイディアが出尽くしたかな、と感じたところで、もうひと絞り。

「他にもうひとつは?」

これがセルフコーチングのポイントです。

もうひとつ、と最後にひねり出したアイディアがベストだったという場合もよくあります。

そして、一つひとつの選択肢について、メリット、デメリットを勘案してベストのアプローチを選びましょう。

●セルフコーチングで能力を開発しよう(14)

5.Operation 行動に移す

これまでのセルフコーチングのステップを通じて、志を立て、成功のイメージを描き、強みを発見して、計画を立ててきたわけですが、ここで、満足感を味わいすぎては何も変わりません。

最初の一歩を踏み出すこと。

これが、セルフコーチングの中ではまさに重要な「ステップ」なのです。


● 「つい」を追放する

今度時間ができたら旅行に行こうと思いながらも、時間がとれず、予定だけで終わってしまったという体験をお持ちではありませんか?

やらなければならない場合だけでなく、やりたいと思っていながらも、なかなか第一歩を踏み出すことができません。なぜ一歩が踏み出せないのでしょうか?

大きく分けると3つの理由があるようです。

1つ目は、「いつやるかを決められない」ために踏み出せない場合です。

2つ目は、踏み出し方が分かっているようで、分かっていなかった場合です。

そして、3つ目は勇気が出せない場合です。



第1のケースでは、いつやるのか、いつまでに目標を達成するのかを決めることが不可欠です。

「やろうと思っていたのに、ついつい先延ばしに」という状態は、行動計画の具体性に乏しいことから生じます。


「何かをする」ためには、多くの場合「何かをしない」という決断を伴います。

つまり、朝、ラジオの英語番組を聞くためには、その間の睡眠時間を減らすとか、身支度の時間を短縮するという意思決定が必要なのです。


ここをはっきりさせることが、ペースメーカー役のいないセルフコーチングでは、特に重要です。



第2の場合にも、やはり行動計画の細部を詰める作業が必要です。

実際に「いつ、どこで、何を、どのようにするか?」鮮明なイメージが浮かべば、第一歩は踏み出しやすくなります。

たとえば「コンプライアンスについて詳しい人から教えてもらおう」というだけでは、行動につながりにくいので、具体化する必要があります。

つまり「法務部のBさんに、来週1時間レクチャーしてもらおう。そのために、まずこれからメールを書いてアポを取ろう。」などと、その実現している映像を心の中に思い描くことが大切です。


●セルフコーチングで能力を開発しよう(15)


●最悪の事態を考える

第3の「勇気が出せない」というケースですが、多くの場合、「失敗に対する恐怖」が、行動に移す勇気を発揮しにくい心理状況をつくっているようです。

そんな時には、1つの方法として「最悪の事態想定する」というアプローチがあります。

「失敗したらどうなるんだろう」と漠然と考えていると、元気がなくなり、エネルギーがダウンして、思考はさらに暗い方向に向かうものです。

「失敗した時にどんな状況になるのか」を具体的に考えてみると、現状が維持するだけ、ということが少なくありません。



もうひとつ、オーソドックスなアプローチとしては、第一のステップに立ち返って、自分の心の中に、本当にやりたい、達成したいという気持ちを再確認することです。

そのビジョンを実現できたらどんなに素晴らしいか、全身で感じるとき、目の前の不安は払拭されているかもしれません。


プロのコーチは、クライアントが一歩を踏み出す背中を押す役割を担いますが、セルフコーチングでは、自分でその決断を行うので、自己信頼を高め、第一歩を踏み出した自分を、自ら励ますことが大切なのです。




6.Maintenance 習慣化への努力


セルフコーチングの最後の第6ステップは「習慣化への努力」です。

「継続は力なり」と言いますが、自分一人で継続し続けることは、なかなか難しいものです。

つい、楽なことを求めようとしたり、最初に抱いた気持ちを徐々に忘れてしまう傾向があります。

完全に自分を律することができる自分の姿をイメージしたいところですが、むしろ、もっと「弱い自分」を想定したほうが現実的なのではないでしょうか。

根性論だけでは、がんばりは持続できないと考えたほうが賢明です。


新しい取り組みは、それがあたり前となるまで、習慣化するところが勝負です。

したがって、そこまで自分を導くためのセルフ・モチベーションの仕組みをいかに作るかが、セルフコーチングの最終ステップとなります。

たとえば、自分をサポートしてくれる環境を作ることや、ショートゴール(通過目標)を設定し、ささやかな成功体験を味わい、次に向かっての活力を獲得する方法などがそれにあたります。



●目標を確認する仕掛け

初めは意欲的に取り組んでいたが、そのうち目標を見失ってしまったということもあるでしょう。

目標がいやでも目に入るように、「紙に書いて貼りだす」というのも古典的なアプローチと言えます。

また、グラフ化したり、ゴール・イメージを「見える化」するのも良い方法です。

しかし、このグラフが見たくなるなる状況もあるでしょう。

そんな時には、自分なりの「裏グラフ」や「成功リスト」を作ることをお薦めします。

つまり、まだ結果には繋がらないけれども、「今日は何社、訪問した」というように、自分の心を励ますような情報をビジュアル化したものを自分で作っておくといいでしょう。

最終目標だけを見つめ続けるのではなく、日々の活動の中で、手ごたえとして感じられたことに向け、自分自身のモチベーションを高めるのです。



●心理的なサポート

自分ひとりで取り組み続けていくと、孤独感を感じたり、信念が揺らいでしまうこともあります。そうならないように、心理的なサポート体制をつくることも効果的です。

たとえば、目標達成を自分一人で目指すのではなく、誰かと競争する約束をしたり、応援してくれる人をお願いしておくことも有効な方法です。

そして、通過目標を達成した時に、自分へのインセンティブを用意することも効果的です。

新しい取り組みが習慣化するということは、当初は違和感があった取り組みが自然に感じられるようになることです。

それまでの期間は、継続しやすくするための仕掛けを活用しましょう。

そして、自己承認を繰り返すことがセルフコーチングのポイントです。

できなかったことを悔いて、自分を責めるよりも、できたことを見つけて、自己信頼を高め、次への活力にしていくポジティブな循環を作っていくことが大切です。


 
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