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 傾聴力を鍛えるコツ
第1章「聞き上手」がなぜ求められるのか

1 聞き上手と話し上手について

「聞き上手」が相手なら、誰でも上手に話せます。
つまり、「聞き上手」なら、より良いコミュニケーションが取れるというわけです。

逆に聞くことが下手な場合、コミュニケーションは一方的になり、相手は「自分が話し下手だ」と思ってしまいます。
また、人から好かれている人の中にも「聞き上手」が多いことに気づくでしょう。


話し上手と聞き上手とは、実はどちらか一方のことを指すのではありません。
コミュニケーションは「双方向」です。話す一方でも聞く一方でも成り立ちません。
タイミング良く入れ替わり、キャッチボールのように話が行き交うのが望ましいのです。


2.なぜ聞き上手になることが必要なのか

(1)話し手から好かれる

人は皆、自分の話をよく聞いてくれる人を好きになります。


(2)知識、情報が得られる

聞くとは単に受身ではありません。聞くことで知識を増やし、考えの幅を広げることができます。


(3)話し手をリードできる

聞くことで相手の気持ちをつかんで話し手をリードし、話し合いの方向をつかむことができます。


(4)集中力が高まる

聞くことで、脳が活性化し、思考が活発になります。本気で聞くときは、人は、話すときの3倍から10倍のエネルギーを使うそうです。

従って、聞くことは集中力を養うことにつながります。

【案外気づかない、聞くことのメリット】

(1) 人に好かれる

(2) 情報が集まる

(3) 相手の心がつかめる

(4) 説得点を把握できる

(5) 人の協力が得られる

(6) 相手の能力ややる気を育てることができる

(7) 自分自身の魅力が増す

(8) 集中力が高まる

(9) 話し手をリードできる

●気軽に質問、さり気なく質問

「聞いてもよいのかどうか不安」「どんなときに質問したらよいのかわからない」こんな悩みを持っている人もいます。

確かに質問したいけれど、うるさがられやしないかという不安は誰にでもあります。

そこで、さり気なく、何気なく、大げさに構えないで質問する習慣をつけましょう。




●質問の効果

・ 相手を喜ばせる効果

・ 相手に新たな気づきをもたらす

・ 間違いに気付かせる

・ 自分の考えを深める効果

・ 考えながら聞く習慣がつく

・ 質問したいところを見つけるために、注意深く考えながら話を聞くようになる。

・ 話し手があなたに合わせて話してくれるようになる

・ 質問することで話しては、あなたの理解度に合わせたり、理解度を助ける発言をするようになる。




 
3.人間性は聞き方に出る

話しては、聞き手の様子を見ながら話しています。聞き手のありようが、話し手に喜びを与えもしますし失望もさせます。

課題

(1) 聞き手がどんな態度なら話し手に嫌がられると思いますか?

(2) 聞き手がどんな態度なら話し手に信頼されると思いますか?



そして、相手を思う方向に導く技術が「質問」です。
第2章 聞き上手になるための「あいづち」と質問の方法


1.あいづちは声に出して

聞き上手になるためには、あいづちを必ず声に出すことをおすすめします。

気安く声を出す習慣を自分のものにするためにも、必ず声を出して、言葉を使うあいづちをしたいものです。

【話し手の意欲をかき立てるためのあいづち】

(1) 打てば響く、声に出したあいづちを使う

(ア) はい
(イ) そうですか
(ウ) いいえ
(エ) どうぞ
(オ) よかったですね



(2) 同意のあいづちを使う

(ア) なるほど
(イ) まったくね
(ウ) 分かります
(エ) 本当ですね
(オ) 大変だったね



(3) 整理するあいづちを使う

(ア) つまり、こういうことですか
(イ) ということは、これとこれが言いたいわけですね
(ウ) こんな面もあるわけですね



(4) 促すあいづちを使う

(ア) それからどうしたの?
(イ) Aはともかく、Bはどうですか?
(ウ) 話は変わるけれど



(5) ボディランゲージによるあいづちを使う

(ア) うなずく
(イ) アイコンタクト
(ウ) 首をかしげる
(エ) 手で示す



●声を出すあいづちは意見になる

声に出して言うあいづちは、聞く側の意見にもなります。

自分の意見を言おうとすると、緊張してしまってという人も多いかもしれません。

まして、反対意見や、断りは、本当に難しいものです。

そんなときも、短いあいづちを、的確な間合いで入れ続ければ、あまり緊張しなくなります。

「そうですか、でも困ることもありますね」のように、相手のそのときの気持ちを想像して共感のあいづち(「そうですか」の部分)にしながら、そろりそろりと、自分は反対だ、断りたい意向だ(「でも困ることもありますね」の部分)と、知らせる方向に持っていきます。

相手の言葉に対してストレートに反対意見を切り出したり断ったりすることで、その場を一挙に張りつめた空気にしてしまう、あなた自身も緊張してしまう・・・あいづちは、そのような状態を防ぐクッションです。

2.「聞いている」とアピールする聞き方


●あいづち+ポイントを繰り返す

相手の話のポイントを繰り返して確認しながら聞く、このような聞き方を、「アクティブリスニング」といいます。

たとえば、次のような表現がそうです。

「なるほど(+)大急ぎで行かれたのですね?」

「やっぱり(+)スキーが一番お好きなのですね」



●アクティブリスニングのメリット

・ 積極的に聞いていることをアピールできる

・ 「よく聞いてくれる」という安心感を与えることができる

・ 確認しながら聞くので、間違いや行き違いが減る

・ 自分の集中力をアップできる

・ 話し手に考える間を与えるので、おだやかに話し合える

・ 人に感謝される(聞いてくれてありがとう!




3.「あいづち+ひと言」で幅を広げる

プラスひと言があいづちのバリエーションを増やします。気持ちを込めたあいづちを打ちましょう。


●あいづちだけではそっけないときに

「そう(+)良かったね。」「なるほど(+)うれしかったでしょう」「そりゃ大変だね(+)でもよくがまんしたね」「ええ(+)本当に助かります」

A. あいづち(+)共感を示すひと言
・ なるほど(+)おっしゃるとおりです


B. あいづち(+)話しての気持ちを代弁するひと言
・ そうですか(+)お困りになりませんでした?


C. あいづち(+)自分の感想や意見
・ そうなんですか(+)私ならそうできなかったかも知れません


D. あいづち(+)自分の感動を伝えるひと言
・ はい、そうなんです(+)本当に助かります


  

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